統合報告書 2026

Our Value CreationPHCグループの価値貢献領域を
クローズアップ

PHCグループは、「モニタリング(予防・予後・管理)」「検査/診断/治療」「研究開発」の3つの価値貢献領域において、それぞれ、「適切な病状管理/疾患の早期発見」、「正確で迅速な検査/測定」、「研究現場、創薬の効率向上」を通じ、医療の質やアクセスの向上、費用対効果の改善に貢献しています。本ページでは、私たちが各領域でどのような価値を創出し、貢献しているのか、現場の従業員の声も交えながらご紹介します。

PHCグループの価値貢献領域をクローズアップ
モニタリング(予防・予後・管理)

健康診断支援サービス・遠隔医療システムの提供を通じた適切な病状管理と疾患の早期発見、糖尿病をお持ちの方の血糖管理により、医療アクセスの向上、費用対効果の改善に貢献しています。

ウェルネス(予防・未病)

ウィーメックス
Wemex 保健指導システム
ウィーメックスは、保健指導システムの提供を通じて、働く方やそのご家族、毎年約21万人の生活習慣の改善に寄与しています。
約
21万
人/年

毎年約21万人の
生活習慣を改善

メール/LINE/SMSなど対象者に合わせた連絡手段で保健指導に必要な双方向コミュニケーションがとれる点、請求データ作成時のエラーチェック機能で保険者への請求業務が円滑に進められる点が特にご好評をいただいております。

※LINEはLINEヤフー株式会社の登録商標です。

吉岡 大海
ウィーメックス株式会社
ウェルネスソリューション部 予防医療推進課 営業担当

吉岡 大海

リアルタイム遠隔医療システム

ウィーメックス
Teladoc HEALTH
リアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」は、医療アクセスの改善を図り、患者さんの早期受診・早期対応を促進し、迅速・適切な診療支援と、疾患の予防や重症化の防止に貢献します。
Teladoc HEALTH
国内の
32
都道府県

日本での発売開始から
約5年間で、32都道府県に
導入(2026年7月末日時点)

遠隔地の医師主導の操作で現場の負担が少なく、周辺医療機器との接続により現場にいるような感覚・スピードで患者さんの容体を把握することが可能です。地域医療のアクセス向上と質の維持、さらには、医療従事者の持続可能な働き方を支援する一つの手段としてご好評をいただいています。

月原 尚哉
ウィーメックス株式会社
病院ソリューション部 事業企画課 課長

月原 尚哉

血糖測定(BGM)システム

アセンシア
血糖測定(BGM)システム
アセンシアが提供する血糖測定(BGM)システムは、糖尿病患者さんの病状管理とより快適な生活を支えています。
血糖自己測定システム(BGM/CGM)
30億
枚超/年

毎年30億枚を超えるセンサが、
アセンシアから
販売されています。

医療従事者の皆さんが重視するポイントは人によってさまざまですが、CONTOUR®システムについてお話をうかがうと、「測定精度の高さ」「シンプルな使いやすさ」「負担なく毎日使えること」を評価してくださる声を数多くいただいています。特に妊娠糖尿病の女性にとって、正確な測定結果は母体と胎児の双方にとって適切な治療判断を支えるうえで欠かせません。さらに、smartLIGHTインジケーターやSecond-Chance®サンプリングといった機能は、糖尿病と向き合う方々の実際のニーズを踏まえて設計されています。

アルドリッジ・
フリードマン
アセンシア ダイアベティスケア
ドイツリージョナル・セールスマネージャー

アルドリッジ・フリードマン
検査/診断/治療

臨床検査や診断機器の提供などによる正確で迅速な検査/測定を通して、医療の質の向上、費用対効果の改善に貢献。また、電子カルテ等の医療DXも推進しています。

臨床検査サービス

LSIメディエンス
臨床検査サービス
LSIメディエンスは、日本全国約7,000ヶ所の医療機関から検査を受託し、1日あたり約95万テストの検査に対応する体制を整え、医師の正確な診断をサポートしています。
12万
検体/日

LSIメディエンスは、
全国の病院や診療所から毎日12万件以上の
検体を受け入れています。

READsystem®は、当社が検査を受託している悪性リンパ腫に対する総合診断システムです。一般的に悪性リンパ腫は診断が難しいとされ、臨床情報だけでなく、染色体分析や遺伝子解析等さまざまな要素を検討し総合的に判断することが必要です。READsystem®は、必要な検査を同時に行い、病理及び関連検査に精通した病理医が総合診断を行うことで的確で迅速な診断を可能にしています。全国で数多くの医療機関にご採用いただいており、お医者さまの利便性と、患者さんの治療法選択に有用な情報を提供しております。

田代 潤一
株式会社LSIメディエンス
臨床検査事業本部
営業統括部 首都圏第1支店 品川営業所

田代 潤一

診断機器

PHC
移動式免疫発光測定装置 パスファースト
PHCが提供する「パスファースト」は、全血及び血漿、血清での測定が可能。多項目の測定が同時にでき、最短17分で測定結果が得られるため、医療現場での迅速な検査に貢献しています。
移動式免疫発光測定装置 パスファースト
約
600万
本/年

移動式免疫発光測定装置
「パスファースト」専用の試薬カートリッジの年間販売数量約600万本を積み重ねると120kmになります。

全血(成分を分離せず、採血されたままの血液)で迅速測定できるパスファーストは、「結果待ち時間が短縮された」と救急現場で高評価。迅速な診断判断と患者さんへの早期対応に貢献しています。

谷口 駿平
PHC株式会社
ライフサイエンス事業部 国内営業本部
営業部 首都圏第3営業所

谷口 駿平

病理検査機器

エプレディア
デジタル病理
エプレディアが提供するデジタル病理機器は、高品質なデジタル画像へのスキャニングにより、モニターでの検体画像確認やAIの活用を可能とし、ワークフローの効率化に貢献しています。
デジタル病理

病理のデジタルワークフローの仕上げとなるのが、画像のデジタル化です。エプレディアが2024年に発売したE1000 Dxデジタルパソロジーソリューションは、高速・大量処理に対応したスキャン機能と先進的なワークフロー管理機能を組み合わせることで、検査室における従来の顕微鏡観察からデジタル診断への移行を支援しています。さらに、 SuperFrost Plusスライドガラス、SlideMate Laserテクノロジー、そしてE1000プラットフォームが一体となることで、検体の前処理からデジタル画像解析に至るワークフロー全体にわたり、エプレディアの精緻な技術がシームレスに連携しています。その結果、病理医の方々は、より迅速で精度の高いがん診断を実現できるようになります。

バラージュ・リポシッツ
エプレディアホールディングス
Chief Strategy Officer & Chief Commercial Officer

バラージュ・リポシッツ

電子カルテシステム・レセプトコンピュータ・薬局向けシステム

ウィーメックス
Medicom クラウドカルテ
Medicom-HRf core
PharnesX-MX
Wemex 薬局経営支援
ウィーメックスが提供する電子カルテシステムやレセプトコンピュータ、薬局向けシステムは、医療機関・医療従事者の診療記録管理や事務作業をサポートしています。
5万
軒超

全国の医療機関・薬局のうち、5万軒超がウィーメックスのレセコンユーザーです。これは日本の医療機関・薬局の5軒に1軒でウィーメックスが選ばれているということになります。

Medicom クラウドカルテには、豊富なレセプトチェック機能に加え、カルテ入力の内容から算定可能な項目を自動抽出するAI自動算定を搭載。50年以上のレセコン開発の歴史を持つからこそ実現した独自の算定支援でクリニック経営を支援しています。

松永 錦弥
ウィーメックス株式会社
プロダクト企画部 部長

松永 錦弥
研究開発

ライフサイエンス機器や病理学的消耗品の提供などによる研究現場、創薬の効率向上を通して、医療の質の向上と、費用対効果の改善に貢献しています。

非臨床試験・治験サービス

メディフォード
非臨床試験受託サービス
メディフォードは、世の中で手に入る医薬品に対して、その安全性と有効性を確認するためのさまざまな試験や分析を行っています。
非臨床試験受託サービス
約
30
%

日本で承認される医薬品の約3割は、メディフォードの厳密な検査を通じて安全性と有効性が確認されています。

現在国内メーカーが開発したワクチンの多くは当社が薬事申請に関わっております。この度、日本国内でも数少ない薬事申請対応可能なBSL3施設を新たに整備しました。これまでは、パンデミック等の有事に備えたワクチンや治療薬開発の薬事申請を目的としたデータ取得は海外に頼らざるを得ませんでしたが、国内での対応が可能となります。

後藤 聖樹
メディフォード株式会社
創薬イノベーションセンター
研究第1ユニット 免疫・感染薬理グループ

後藤 聖樹

ライフサイエンス機器

PHC
超低温フリーザー
CO2インキュベーター
PHCが提供する超低温フリーザーやCO2インキュベーターは、日本国内でシェアNo.1、世界でNo.2※1の高品質な製品として研究・製造プロセスにおけるバリューチェーンの構築に貢献しています。
超低温フリーザーCO2インキュベーター
トップ
20
社すべて

PHCは、世界の製薬会社トップ20社※2全てに信頼される、卓越した技術と製品を提供するパートナーです。

-80℃域の温度管理が可能な超低温フリーザー。ノンフロン冷媒のデュアル冷却により、独立した2つの冷凍回路を搭載し、片側トラブル時も庫内温度-75℃を維持。サンプル損失リスク低減と省エネ性能の向上を実現します。

守口 舞輝
PHC株式会社
ライフサイエンス事業部 バイオメディカ事業グループ
マーケティング部 マーケティング課

守口 舞輝

当社のCO2インキュベーターは、細胞培養に最適な温度・CO2・湿度を高精度に制御。独自のアクティブ加湿システムにより湿度を安定維持し、扉開閉後も迅速に回復。培地の乾燥や結露リスクを抑え、再現性の高い培養環境を実現します。

小澤 高嶺
PHC株式会社
ライフサイエンス事業部 バイオメディカ事業グループ
マーケティング部 マーケティング課

小澤 高嶺

病理学的消耗品

エプレディア
スライドガラス
病理分野を支えるエプレディアのスライドガラスは、光学的に最高レベルの透明度を実現し、病理医の的確な診断をサポートしています。
スライドガラス
約
48
製品/秒

毎秒約48のエプレディア製品が、がんに立ち向かう研究所や医療施設で使用されています。

がん診断を支える技術は日々進歩していますが、どんなに最先端のものであっても、その起点となるのは今も変わらず顕微鏡スライドガラスです。エプレディアのSuperFrost Plusスライドガラスは、約30年にわたり業界標準として信頼を築いてきました。H&E染色、特殊染色、免疫組織化学(IHC)といった先進的な検査技術においては、組織切片をスライドに完全に密着できることが極めて重要です。検体の完全性を維持することは、患者さんを第一に考えながら、信頼性が高く一貫した診断結果を提供するための重要な基盤となっています。

バラージュ・リポシッツ
エプレディアホールディングス
Chief Strategy Officer & Chief Commercial Officer

バラージュ・リポシッツ

ライフサイエンス機器

PHC
ライブセル代謝分析装置 LiCellMo™(リセルモ)
独自の高精度 In-Lineセンサにより、細胞の代謝を採取することなくリアルタイムかつ連続的に測定。がん研究や幹細胞などの研究を支援しています。
ライブセル代謝分析装置

細胞の代謝変化をリアルタイムかつ連続的に可視化。高精度In-Lineセンサによりグルコースと乳酸を測定し、細胞の代謝状態の把握や評価を可能にします。CAR-T療法を含むがん免疫分野や幹細胞研究、プロセス開発における代謝データの取得を支援します。

澤村 佳苗
PHC株式会社
ライフサイエンス事業部 バイオメディカ事業グループ
事業開発部 グローバルアプリケーション事業推進課

澤村 佳苗
自動培養装置 LiCellGrow™(リセルグロウ)
PHCの「自動培養装置」は、代謝変化を可視化するIn-Lineセンサの値に基づき、自動で培地を交換。細胞の培養環境を常に最適化し、製造プロセスのQCD改善に貢献します。
自動培養装置

In-Lineセンサによる連続測定でグルコースと乳酸の濃度変化を可視化。自動培養制御により最適な培養環境を維持し、CAR-T療法をはじめとした細胞医薬品の製造における細胞品質の向上や製造プロセスの安定化に貢献します。

道塲 彩乃
PHC株式会社
ライフサイエンス事業部 バイオメディカ事業グループ
事業開発部 グローバルアプリケーション事業推進課

道塲 彩乃