PHCグループの優れた技術を成長に
私は、2026年7月1日付で新たにCTO(Chief Technology Officer)を拝命しました。今後、当社グループの事業戦略は、「中期経営計画2027」のフェーズ1の事業基盤強化から、フェーズ2の成長戦略にシフトしていきます。
成長へのアプローチとして、M&A等に代表される非連続のアプローチと、 R&Dなど自社開発による自律成長のアプローチがありますが、過去数年、当社グループでは、前者に重きが置かれていたと思います。非連続のアプローチはもちろん重要ですが、グローバルに医療機器・サービスを提供するヘルスケア企業としての基本に立ち返り、「自社の技術や技術者のスキル、強みをどう組み合わせ、活かし、どういった製品でお客さまに新たな価値をお届けするか」という自律成長による成長戦略を一層強化していきたいと考えています。
PHCグループには優れた技術が多数あります。PHCグループの事業を支える技術的な強みは、まず、それぞれの技術に共通する土台として、パナソニックなどから引き継いだ「品質に対する高い意識」、「高位平準化されたモノづくり」等があります。
その上に、コア技術として、酵素電極や光による「センシング技術」、多くの機器で活かされている「マイクロ流体・環境制御技術」と、血液や細胞、検体のプロセッシング技術と保存・培養技術、医療ITを支える「デジタル化の技術」等があります。そして、それらを取り巻く周辺技術として、様々なテクノロジー・ノウハウがあります。
これらのコア技術、周辺技術は、「デバイス・インストゥルメンツ」、「バイオ・ライフサイエンス」、「データ・アナリティクス」の3つの領域に大別されますが、そうした精緻な「コア技術」、「周辺技術」により、当社の製品・サービスがかたち作られ、お客さまにお届けする価値を実現しています。
今後、これらの技術を組み合わせて新製品開発を加速し、「創薬支援」や「個別化医療」の発展に向けて、お客さまに提供できる価値を充実させていきたいと考えています。長年培ってきた技術群をベースに、PHCグループならではの成長戦略を加速していきます。