ニュース10月31日(金)
エプレディア、「E1000 Dx™デジタルパソロジーソリューション」がAI支援病理診断エコシステム(EMPAIA)主催の2025 International Scanner Benchmark(ISB)賞を受賞
エプレディアが取り扱う3DHISTECHデジタル病理製品も最高評価を獲得
【本プレスリリースは、エプレディアが2025年9月29日(現地時間)に発表したリリースをベースに翻訳したものです。】
PHCホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、以下「PHCHD」)傘下で病理事業を展開するエプレディアグループ(米国ニューハンプシャー州、以下「エプレディア」)は、同社のE1000 Dx™ デジタルパソロジーソリューション(※1)(以下「E1000 Dx」)が、国際団体である「AI支援病理診断エコシステム(EMPAIA)」主催の2025 International Scanner Benchmark (ISB)において3部門で受賞しましたことを、お知らせいたします。これらの賞は、臨床現場での検証済みAIソリューションの活用を推進するEMPAIAが病理学におけるデジタルスライドスキャニング技術の品質、生産性、デザインの卓越性を評価したものです。
E1000Dxは、自動化された高速ホールスライドイメージング(WSI)デジタルスキャナー、医療用モニター、高度な画像管理および画像表示ソフトウエアを搭載しており、1日あたり最大1,500枚の組織サンプルの高解像度デジタル画像を作成することが可能です。また、サンプル検出や品質管理に先進技術を採用し、検査室の処理能力と効率の最大化を図り、診断の効率性と正確性の更なる改善に貢献します。
EMPAIAは、検証・認証済みAIソリューションの導入に向けた規制、法務、技術、また組織面での対応を支援しています。ISBを通じて、EMPAIAは病理学分野におけるトップクラスの画像診断技術を見極め、今後のAI診断に欠かせない高精細なデジタル画像を生成する技術を評価しています。
エプレディアのE1000 Dxは、20倍拡大のデジタル画像における「品質」、そして40倍拡大のデジタル画像における「品質」および「高処理能力」の各部門で、2025年度ISBを受賞しました。本受賞は、ヨーロッパ各地のさまざまな検査室から収集した検体サンプルを対象に実施された包括的かつ客観的なスキャナー評価に基づいており、病理専門医から成る委員会が審査した結果です。表彰式は、9月にオーストリアの首都ウィーンで開催された第37回ヨーロッパ病理学会(European Congress of Pathology)で行われました。
E1000 Dxは、エプレディアにとって重要な提携パートナーであり、病理診断分野で世界をリードする3DHISTECH社が開発した技術が基盤となっています。3DHISTECHもまた、2025年ISBにおいて、20倍拡大でのデジタル画像の「高処理能力」および「技術力」の各部門で、Pannoramic 480 Dxデジタルスライドスキャナーが最高クラスの評価を受けました。
エプレディアの社長を務めるSteven Lynumは、次のように述べています。
「デジタルパソロジーは、がん診断における次世代技術です。病理検査室がプロセスの迅速化やコスト削減という課題に直面する中で、E1000 Dxが高い処理能力と品質の両面で業界をリードするソリューションとしてEMPAIAに評価されたことを、たいへん光栄に思います。AIは、がんのような疾患の診断や治療の在り方を飛躍させる大きな可能性を秘めています。しかし、AIの真価は分析に使用する画像の質とその量に左右されます。私たちは、エプレディアと3DHISTECHのソリューションが、検査室におけるお客様のデジタルパソロジーへの投資効果を最大化できるよう支援し、将来的にこの技術がAIを活用した診断を支えることに期待しています。」
(※1) E1000 Dx™ デジタルパソロジーソリューションは日本国内未発売の製品です。
<Epredia Holdings Ltd.(エプレディアグループ)について>
Eprediaは、グローバルに展開する日本発のヘルスケア企業であるPHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)とその傘下の事業子会社を総称するPHCグループのメンバーです。当社は、2019年にPHCホールディングス株式会社によるThermo Fisher Scientific, Incの病理事業の買収によって誕生した、病理学・組織学・細胞学の領域で用いる機器・消耗品など、包括的なソリューションを提供するグローバルリーダーです。85年以上にわたって業界のパイオニア、イノベーター、優れた基準の象徴として信頼されてきた主要ブランドのErie、Menzel、Microm、ShandonおよびRichard Allaenを擁し、精緻ながん診断を行うためのソリューションを提供しています。世界中の患者さんのがん診断を強化することで生活を豊かにすることをミッションとして米国、英国、ドイツ、イタリアおよび中国にある主要拠点で、約1,200人の従業員が働いています。
Eprediaおよびその製品に関する詳細情報については、下記のウェブサイトをご覧ください。
URL: www.epredia.com(日本専用サイト: https://www.phchd.com/jp/epredia)
<PHCホールディングス株式会社(PHCグループ)について>
PHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)は、健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献することを経営理念に掲げるグローバルヘルスケア企業です。傘下にPHC株式会社やアセンシア ダイアベティスケアホールディングス、エプレディアホールディングス、株式会社LSIメディエンス、ウィーメックス株式会社、メディフォード株式会社などを置き、糖尿病マネジメント、ヘルスケアソリューション、診断・ライフサイエンスの事業領域において、開発、製造、販売、サービスを行っています。2024年度のグループ連結売上収益は3,616億円、世界125以上の国と地域のお客様に製品・サービスをお使いいただいています。PHCグループはPHCホールディングス株式会社とその事業子会社の総称です。
URL: www.phchd.com/jp
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